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エクオールとは何か知っていますか?大豆を味方にエクオールを体の中で作り出そう

time 2020/06/26

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女性の健康と美のおおいなる助っ人、エクオール

たとえば生理不順のときに「もしかしたら女性ホルモンのバランスが崩れているのかな」など、女性は誰しも女性ホルモンの乱れや減少が気になったことがあるのではないでしょうか。

また女性ホルモンを気にするなかで、イソフラボンを摂ったほうが良いことを知った方も多いでしょう。

でも一方で、「エクオール」という言葉は、あまり聞いたことのない方が大半ではないでしょうか。

実はイソフラボンの摂取を心がけるならエクオールもぜひ知っておきたいもの。そんな、大切でいて知らないことがいっぱいのエクオールについてご紹介しましょう。

イソフラボンについて

エクオールとは何かを知るためには、まずイソフラボンを知ることが不可欠。そこではじめに、イソフラボンについて簡単に理解しておきましょう。

イソフラボンとは、大豆などマメ科の植物に多く含まれる成分です。「大豆イソフラボン」という言葉でもおなじみですね。

イソフラボンは、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」と似た分子構造をしています。そのため「植物性エストロゲン」とも言われます。

この構造からイソフラボンは、年齢とともに減少するエストロゲンをサポートする働きがあり、たとえば、肌のハリ・髪のコシなど美を維持したり、生理不順や月経前症候群(PMS)の緩和・更年期症状の緩和など女性の悩みを軽減したり、丈夫な骨づくりやホルモン依存性がんの予防など健康維持にも役立つことが期待されるのです。

イソフラボンからエクオールへ

大豆食品を食べると、その中に含まれる大豆イソフラボンは、私たちの体の中で腸内細菌によって、エクオールへと変換されます。

そう、ここで登場するのがエクオール 。つまりエクオールは、私たちの体の中で作り出されるものなのです。

またエクオールは、先にご紹介したイソフラボンの女性ホルモン様作用をより強く発揮してくれます。そのことからエクオールは別名「スーパーイソフラボン」とも言われているのです。

エクオールは体の中で大豆イソフラボンが変身したもの、とイメージすると分かりやすいですね。

…ここまでで「エクオールとは何か」という基本的な情報はお分りいただけましたよね。

次はエクオールの知識を一歩深めて、エクオールについて気になる疑問を解決しながら、エクオールを作り出せる食生活について考えていきましょう。

(回答監修:不二製油株式会社 ソヤファームクラブ 村岡亜紗美)

Q. 大豆を食べるとすべてエクオールに変換されるの?

A. 大豆イソフラボンのうちのダイゼインがエクオールに変換されます

「大豆イソフラボン」=「エクオール」と受け取ってしまうと語弊があり、大豆を食べると大豆中のイソフラボンが100%エクオールに変換されるわけではありません。

少し専門的な話になりますが、大豆イソフラボンには、ゲニステイン、ダイゼイン、グリシテインという3種類のイソフラボンが含まれています。

このうちのダイゼインが、腸内細菌によって代謝されることで、エクオールになります。

一方、ゲニステイン、グリシテインといったイソフラボンも、先にお伝えしたような健康と美をサポートする植物エストロゲンとしての作用を持っています。

そもそも大豆は、イソフラボンに限らず、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルという五大栄養素がすべて詰まった栄養の宝庫です。その点でも積極的に食べたい食材と言えます。

ちなみに大豆そのものに限らず、豆腐や納豆、味噌汁、豆乳など、大豆からできた食品を摂ることによっても同様に大豆イソフラボンを摂取でき、その結果、エクオールが作られます。

Q. 誰もが腸内でエクオールをつくることができるの?

A. エクオールの産生能力は腸内環境が大きく影響するといわれます。

エクオールを体の中でつくり出すのは腸内細菌であるとお伝えしましたが、ヒトの腸内には約1000種類、100兆個もの腸内細菌が生息することが分かっています。

その中に、大豆イソフラボンからエクオールに変換する腸内細菌もあるのですが、この腸内細菌が全ての人に存在するとは言えません。つまりエクオールを作り出せるかどうかは腸内環境によるところも大きいと考えられます。

エクオールの産生能力、つまりエクオールを体内で作り出す能力を調べた調査によると、日本人女性のおよそ50%で産生者が確認され、これを世代別で見ると、60代以上で50%以上、10代では30%を切っていたとのことです。

若い世代に産出者が少ない理由としては、近年、若い人が大豆を食べることが少なくなったからではないかと推測されています。

ちなみに欧米ではエクオールの産出者が20~30%と日本人より少なく、理由として、欧米では大豆を食べる習慣が少ないことが推測されています。

この調査結果を見ると、エクオール産出能力のためには、大豆を日常的に食べたほうが良いと考えられます。

その点うれしいことに日本には、大豆からできた食品がたくさんあります。煮豆、豆腐、油揚げ、おから、納豆、味噌、きなこ、豆乳、etc…。さらに最近では、ミートレスハンバーグのようにお肉でなく大豆を使った大豆ミート、大豆をベースにしたチーズ風素材など、大豆食品のバラエティーはますます増えています。

大豆をふだんの食事に取り入れることは決して難しいことではありません。大切なのは継続すること。大豆食品を毎日の食生活の定番にしましょう。

Q. 大豆のほかにも、腸内環境を良くする食べものはあるの?

A. 大豆プラス腸内細菌のエサになる食べものをあわせて摂りましょう。

腸内環境を良くするとは、腸内細菌に活発に働いてもらうこと。特に私たちの体に有益な、いわゆる善玉菌を増やして元気に活躍してもらわないといけません。そのためには腸内細菌のエサとなる食べものを取り入れることが大切です。

大豆のなかの大豆オリゴ糖もそのひとつ。大豆オリゴ糖はビフィズス菌という善玉菌を増やすと言われています。

またカスピ海ヨーグルトに含まれるラクトビオン酸も、オリゴ糖の一種。実験では、大豆イソフラボンとラクトビオン酸を一緒に摂ることでエクオール産出量が増えたという結果が出ています。ちなみにラクトビオン酸は、カルシウムの吸収率を高める働きも持っています。

また食物繊維も、腸内細菌の餌になるだけでなく、腸を刺激して蠕動運動を活発にし、便通を促進することで、腸内をキレイにしてくれます。

腸内環境を良くする食べものは他にも、善玉菌のひとつである乳酸菌を多く含んだ発酵食品があります。発酵食品にはたとえば、ぬか漬け、キムチ、チーズ、そしてやはり大豆食品である納豆や味噌などがあります。

Q. エクオールがつくられることで、副作用はあるの?

A. 女性ホルモンそのものではないため、通常、副作用は確認されていません。

エクオールについて案外多い疑問が、エクオールに副作用があるのか、ということです。

エクオールはお伝えした通り、イソフラボンから産生されたものであり、イソフラボンは植物性エストロゲンとも呼ばれ、女性ホルモンに似た構造をしています。

そのため乳がんや子宮がんなどのホルモン依存性がんとの関係を心配する方もいます。

しかしイソフラボンは、エストロゲンをサポートするだけでなく、エストロゲンの働きを弱める拮抗(きっこう)作用も持っています。これは簡単に言うと、過剰なホルモン分泌による体への害を抑える働き。疫学調査でも、イソフラボンを多く摂取している人ほど乳がん発症リスクが下がる報告があります。

ただもちろん、ホルモン依存性がんの治療を行う方は、医師に相談してイソフラボンの摂取を検討したほうが良いでしょう。

なおエクオールは、あくまでイソフラボンというフラボノイドから産生されるものであり、当然、女性ホルモンそのものではないことから、女性ホルモンより穏やかに作用します。

ですのでたとえば、女性ホルモン減少を補いたいけれど、ホルモンを補充する治療までは考えていないという方にとっても、エクオールを意識した食生活を心がけることは有効でしょう。

まとめ

まだまだ一般にそれほど知られていないエクオールですが、実は女性にとって大切なものであることが、よくご理解いただけたと思います。

・肌のうるおい、ハリ
・髪のつや、頭皮の健康
・生理不順の改善
・月経前症候群(PMS)の緩和
・更年期症状の緩和
・骨粗しょう症にならない、丈夫な骨づくり
・ホルモン依存性がんの予防

こうした“女性の健康と美をサポートする”イソフラボンの作用をより発揮する「スーパーイソフラボン」ことエクオール。

そのエクオールが私たちの腸の中で作り出されるためには、大豆を基本に、腸内環境を整える食生活が大切であることが分かりました。

あなたの健やかさと輝きをサポートする食べものを毎日の食生活の味方につけ、エクオールを体の中で作り出していきましょう。

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