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魚を食べるとうつ病になりにくい? 「1日110g」でリスクが半減

time 2018/01/09


魚や貝などの魚介類を1日に110gほど食べる人は、そうでない人よりもうつ病になりにくい可能性があるとの調査結果を、国立がん研究センターなどが発表しました。
100gの目安は鮭は1切れ、いわしだと1尾。

魚介類に含まれるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサペンタエン酸(DPA)といった「オメガ3脂肪酸」の効果と考えられていますが、一定量を超えるとうつ病の予防効果は弱まっていたことから研究グループは適度な摂取を呼びかけています。

魚の「オメガ3脂肪酸」にさまざまな健康効果

魚の中でも青魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸には中性脂肪を減らし、動脈硬化を予防するほか、認知症予防や免疫力を高めるなどさまざまな健康への効果が報告されています。

研究グループは今回、オメガ3脂肪酸とうつ病との関係に着目。1990年に40~59歳だった長野県内の住民1万2,219人のうち、1995年と2000年に食事内容を尋ねるアンケートに回答し、2014~2015年のこころの検診に参加した1,181人を25年間追跡し、19種類の魚介類およびオメガ3脂肪酸の摂取量とうつ病の発症との関係を調べました。

EPAとDPAの適度な摂取でリスク減

その結果、参加者を魚介類の1日の摂取量で4つのグループに均等に分けてうつ病の発症率を比べたところ、最も少ないグループ(1日57g)と比べて2番目に多かったグループ(1日111g)では発症率が56%減少しましたが、最も多いグループ(1日153g)では26%の減少にとどまりました。

また、オメガ3脂肪酸に関してもEPAとDPAは適度な摂取でうつ病の発症率は半減しましたが、一定量を上回るとその効果は弱まりました。さらに、α-リノレン酸とドコサヘキサエン酸(DHA)については摂取量とうつ病リスクとの関連は認められませんでした。

うつ病の予防効果には魚の調理法が影響?

これらの結果から、研究者たちは「うつ病を予防するには、単に魚介類やオメガ3脂肪酸を多く食べればよいわけではなく、適度に摂取する必要があるようです」と述べています。

また、研究者たちによると魚介類は炒めて調理する場合が多いとする報告もあることから、今回の結果には魚介類の調理法が影響した可能性が考えられるとしており、「調理に使うサラダ油に含まれ、炎症を引き起こす作用を持つオメガ6脂肪酸がオメガ3脂肪酸の効果を打ち消した可能性が考えられます」と説明しています。(HealthDay News 2017年10月10日)

Copyright © 2017 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト:http://www.nature.com/tp/journal/v7/n9/full/tp2017206a.html?foxtrotcallback=true

プレスリリース:http://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/7983.html

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