コラム 第1回「大豆のルーツ」

コラム 第1回「大豆のルーツ」

大豆が伝わったとされる流れ

大豆のふるさとは、満州、東南アジア、インドといくつかの説がありますが、確かなことはわかっていません。しかし、紀元前5世紀頃の中国で、すでに大豆が栽培されていたことが文献に記されており、その原種は中国などで自生するノマメ(ツルマメ)から発達したものと言われています。

この古代中国で栽培されていた大豆が日本へ入ってきたのは、「古事記」「日本書紀」の記述から弥生時代と考えられています。五穀をつかさどる「おおげつひめ・大宜都比売」が「すさのおのみこと・素戔鳴尊」に大豆を与えたと記されています。

そして奈良時代の頃には日本国内で広く栽培されるようになり、平安時代には大豆も稲の代わりの租税として全国から献納されていたことから、貴重な食品として普及していた様子がうかがえます。

また、大豆は霊的な力が非常に強いとされ、大豆にまつわる占いやまじないが全国的に伝えられています。正月に無病息災を願って食べる黒豆、節分の福豆なども現代に残るこういった習慣のひとつです。